ローバーミニあるあるの1つに『雨の日に窓が曇る』というのがあります。
国産車だって同じように曇る時はありますが、それとは尋常じゃないレベルで曇ります。運転に支障が出るレベルです。
その原因と対策について紹介します。
目次
ミニが曇ったらこうなります
まず先にミニの車内が曇った時の様子がこちら。
この曇り具合、すごいです。上の写真は駐車場で撮影したものですが、運転中にこのレベルになったら怖いですよね。
国産車のフロントガラスが曇ることはあってもなかなかサイドまでこうなるのは聞かないのではないでしょうか。雨の日のミニの運転はこうなる可能性が非常に高いのです。
なぜミニのガラスや窓は曇りやすいのか
曇りやすいミニのガラスや窓。理由を大きく2つにわけて考えてみます。
一般論:結露
普通の車でフロントガラスが曇るのは結露が原因です。車内の湿度・温度が高いと空気中の水分量が増え、外気で冷えた窓ガラス付近で飽和状態になってガラスや窓に結露が発生するんですね。
ミニでも同じ理屈で結露が発生してガラスや窓が曇るのですが、ミニは室内が狭くて温まりやすく、さらにガラスや窓と顔の位置が近い場所にあるため国産車よりも圧倒的に曇りやすいのです。
ミニ特有の理由:雨漏り
ミニは雨漏りする車です。経年劣化による穴やゴムの劣化で雨水が侵入し、室内の湿度が上がっている可能性があります。
カーペットの下、リアシートの下、スペアタイヤの下を確認して水がないかチェックしてみましょう。インジェクション車はトランクの中のウォッシャー液タンクから漏れていないかも確認が必要ですね。
もし雨漏りがあればまずそれを修理する必要があります。
ミニの曇り対策
少しでも曇りを防止したり減少する対策を考えてみましょう。
エアコンをつける
エアコンで車内の温度・湿度を下げると曇りが解消されます。即効性のある方法ですね。しかしミニはクーラーを搭載してないものがあったり、意図的にクーラーを取り外すこともあり、その場合は使えない方法ですね。
デフロスターを使う
フロントガラスに下から風を当てて曇りを解消するデフロスター。ミニにももちろん搭載されているのですが、使ってみるとフロントガラスの下側しか効果がなく、あまり意味がありません。まぁ使わないよりかはマシですが。
窓をあける
窓を開けて外気を取り込むのも即効性のある曇り対策です。ただしミニはサイドバイザーがついていないため、少し窓を開けただけで雨が侵入してしまいます。
上の画像のようなサイドバイザーを後付けすれば窓をすかすことができ、曇対策になりますね。
曇り止めを使う
カーショップで曇り止めを購入してガラスと窓に塗布する方法があります。
こういうスプレーとタオルを車内に常備しておけばすぐに使えます。ただしこれらに全幅の信頼を寄せるのは考えすぎで、気休め程度にしかなりません。
とにかく拭きまくる
曇ったら拭く!曇ったら拭く!根性で拭きまくる力技です(最後の手段)。幸いにもミニは運転席にいながらフロントガラスに広く手が届きますので、それほど苦労することはないでしょう。
ガラスや窓が汚れていると結露が発生しやすくなるため、掃除する意味でも定期的に拭くのは効果があります。
乗車人数を減らす
乗車人数が多くなるほど室内の湿度・温度が高くなりやすく、すぐに曇る原因になります。3人よりも2人、2人よりも1人で乗れば曇り防止になるでしょう。
ミニは曇る。受け入れるしかない
色々対策をしてもそれでも雨の日のミニ車内は曇ります。小さな車体なのでどうしても曇りやすい構造なんですね。
雨の日のミニは曇る。そういう前提が頭の中にあれば事前対策もできるのでミニあるあるとして受け入れるのも1つの手です。
タオルは必ず常備しておきましょう
車載道具の1つとしてタオルは必ず乗せておきたいですね。雨の日は運転席からすぐ手が届く場所に置いておくといいでしょう。
私のミニは過去、フロントガラスの下にある灰皿付近と後部座席のクォーターガラスから雨漏りしたことがありました。だいたいこういうのはゴムの劣化で起こることなのですが、その時はタオルを突っ込んで応急処置をして走った覚えがあります。