ミニにはMT(マニュアル)とAT(オートマチック)の2種類があります。
古い車なのでMTしかないんじゃないの?と思っている人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。免許がAT限定だから旧ミニに乗れない・・・なんて嘆く必要はないんです。
しかし、ATはMT以上に気をつけて運転する必要があったり細めなメンテナンスが必要になったりと、AT乗りは少しハードルが上がってしまいます。
目次
ミニのAT
市場に出回っている旧ミニのほとんどはMTですが、たまにATを見かけることがあります。
念願のATを手に入れることができた!と喜ぶのはいいんですが、MTよりも気を使ってやる必要があることはしっかり覚えておきましょう。
特にオイル周りに気をつけましょう。
ATオイルとエンジンオイルは併用
ミニのATオイルとエンジンオイルは同じオイルを併用しています。
そのためMTよりオイルの劣化が早く、品質にも敏感になる必要があるんですね。
オイルの量を確認する
エンジン始動前にオイルのレベルゲージを確認し、しっかり範囲内に収まっていることを確認します。
これはATに限らずMTでも推奨される点検ですね。
推薦オイルのみ使用する
安いからといって何でもかんでもオイルを使ってはいけません。きちんとミニ専門店に相談して推薦オイルのみを使うようにします。
暖機運転をしっかりする
国産車のようにエンジンをかけていきなり発進することはできません。最低でも5分以上は暖機運転をしてAT全体にオイルを行き渡らせます。
夏場でも暖機運転が推奨されていて、目安としては水温計の針がブルブルと振動し始めるまでと言われています。
オイル交換は3,000kmを目安にする
エンジンオイルはどんどん劣化します。
オイルの品質がエンジンのコンディションを左右します。
3,000kmを目安にして細めなオイル交換をしましょう。
ギアチェンジは完全に停止してから行う
車をバックさせる時、ギアをDからRにシフトしますね。
国産車だと多少車が前進している時でもRにシフトチェンジするとすぐにバックできますが、これをミニのATでやってしまうとギア破損につながります。
ミニが一度完全に停止したことを確認し、一呼吸おいてDからRにシフトするようにします。
ATは壊れた時の故障が大変
現在市場にある旧ミニの多くはMTが占めていて、故障した時のパーツも必然的にMT向けが多くなります。
そんな中でATを選ぶということは、もしATが壊れた時のパーツ供給に不安があるということになります。
ミニのパーツはいまでも製造されているものがほとんどですが、ただでさえ数が少ないATだとどうしてもパーツが少なくなってしまうのは避けられません。
故障しないように大切に乗ること、そしてもし故障してしまった時のパーツのリスクも頭に入れてATに乗りたいですね。
管理人はMTです
ちなみにですが、このブログを運営する私の車はMTです。
ミニを購入するまでずっと国産ATに乗っていていきなりMTに乗り換えることに不安はありましたが、いざ乗ってみると教習所の学びをだんだん思い出してくることができました。
MTの楽しいところは、なんといっても自分で操作している感を存分に味わうことができること。
これはATにない最大の魅力ですね。
でも渋滞の時を考えたらATにどうしても軍配が上がります。
MTにするかATにするか、これは完全にその人の好みになりますが、ミニの場合はお手入れやアフターパーツのことも頭に入れて考えると良さそうです。
購入するなら必ずミニ専門店で買うこと
ATミニを購入するなら必ずミニ専門店で買うようにしましょう(ATに限らずMTにもいえることですが)。
特にATは日頃の管理がとても重要になるため、専門店ではない一般の中古車販売店に並んでいるようなATだとコンディションがわかりません。
専門店で買うと高いじゃん・・・と思うかもしれませんが、その分ちゃんと点検とお手入れをされているからこそその値段なんですね。
安心料と考えられるかどうかがポイントです。
購入前にATの乗り方や注意点、車の癖なんかも教えてくれるので、必ずミニ専門店に相談することをおすすめします。