ミニ1000とは?ミニ1000の基本に迫ります

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ミニ乗りであれば一度は耳にしたことがあるであろう『ミニ1000(みにせん)』と呼ばれる車種。

ミニ1000は楽しい!という声が至る所で聞かれます。

ミニは好きだけどミニ1000って何?普通のミニ(ローバーミニ)と何が違うの?ミニ1000の何が楽しいの?

などなど、色々な疑問が湧いてくるはず。

そこで今回はミニ1000の基本からその魅力までたっぷりご紹介したいと思います。

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ミニ1000はトータルバランスに優れた車

Mini1000

まず一言で言ってしまうと、ミニ1000はバランスに優れた車ということ。

ミニ1000の『1000』は排気量を表していますが、大きすぎることもなく小さすぎることもなくバランスに優れています。

100km/h走行もお手の物で、街乗りも高速走行ももちろん問題なし。

キャブレーター車という大きな特徴を持ち、軽い車体に十分な馬力のエンジンを搭載していることでキビキビと走る独特の操作感、そして何よりも自分の手で操作していると感じるダイレクト感!

メカニックの知識がある人からすると、ミニ1000は構造が単純な分メンテナンスもしやすく、ミニ全車種の中でも最も長持ちするコンディションのいい車と言われています。

ミニ1000の明確なモデルは存在しない

ミニ1000というモデルは、具体的に何年式の車種という明確な定義がありません。

排気量が1,000ccだったら何でもミニ1000でしょという人もいれば、99Hエンジンを搭載したMkⅡ(1967年〜)がミニ1000でしょという声もあります。

一応ここでは1,000ccの排気量のミニ=ミニ1000という定義で話をすすめさせていただきます。

ミニ1000の特徴『キャブレーター』

ミニ1000はキャブレーター車です。

現代の一般的な車は気温や車の傾きなど周囲の状況に合わせて、コンピュータで燃料や吸排気のタイミングを調整するインジェクションが採用されています。

ところがミニ1000のようなキャブレーター車は自動的に燃料調整ができません。

そこでコンソールの中央についているチョークレバーを引くことで、ガソリンを多めにキャブレーターに送り込み、混合気を濃くすることでシリンダー内の爆発を促します。

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このためミニ1000はエンジンをかけてしばらくそのまま放置し、エンジンが暖まるのを待ってから動き出す必要があります。これを暖気(だんき)といいます。

目安としては、水温計の針がブルブル震えだす頃が発進の目安です。

それでもまだ十分な温度には達していませんが、急発進・急停止・急ハンドルなど『急』がつく動作をしなければ大丈夫です。

もちろんこれは季節(つまり外気温の高さ)によって水温計の動き始めるタイミングは異なります。

夏場だとだいたい1分程度、冬場は5分程度の暖気が必要と考えて下さい。

ミニ1000のエンジン『99H』

Engine 1

ミニ1000に搭載されているエンジンは99Hという型式のエンジンです。

これは1967年にMkⅡ用として開発され、約25年もの長期に亘って製造され続けた息の長いエンジンです。

排気量998cc、最高出力46ps、最大トルクは6.8kg/mm。

ミニ1000のエンジンは軽量で丈夫という評価の声をたくさん聞きます。

乗って楽しく経済的!というまさに夢のようなエンジンといっても過言ではありません。

なおエンジンの詳しい解説はこちらのサイトが非常に作り込まれていますので、興味のある方はぜひどうぞ。

ミニ1000の操作感

Handle

ミニの特徴の1つにダイレクトな操作感があります。

小柄な車体に低い車高はゴーカートのようなフィーリングですが、ミニ1000はその中でもよりダイナミックな操作感を楽しめる車として知られています。

軽い車体に99Hエンジンの十分すぎるほどの性能がプラスされ、軽快な走りをみせてくれるミニ1000。

車線変更やカーブを曲がる時はドライバーの意思のままにクイックイッと動く感覚がシートとハンドルから伝わります。

1速〜4速までフルに使い切れるミッションも特筆もので、100km/hの高速走行もいとも簡単にこなし伸びも軽やか。

しっかり加速してミニとの一体感を心ゆくまで楽しむことができ、車を降りてからの満足感は何にも代えがたい気持ちがあります。

ミニ1000は貴重な存在

これだけ優秀なミニ1000ですので、ミニ乗りの間ではもちろん、専門店の間でも高評価を受けているといいます。

すでに製造がストップし絶対数は下降の一途を辿るミニですし、手入れの行き届いた状態のいいミニ1000を見かけることも少なくなりました。

そもそも人気車種のためオーナーがなかなか手放しません。よほどの理由がない限り手元に置いておくことが多いため、あまり市場に出回らないのです。

かといって中古車センターで売られているような状態のわからないミニに手を出すのもリスクが伴います。

状態のいいミニ1000を手に入れるためにはミニ専門店に足繁く通いつめ、条件に合うミニが入荷したらすぐに教えてくれるような良好な関係づくりをしたり、ミニ1000に乗っている友人から譲ってもらう方法がありますね。

ミニ1000と一生の付き合いを

ミニは手のかかる車であることは間違いありません。維持費もかかるし頻繁なメンテナンスも必要です。

しかし苦労を重ね手をかけるほどに可愛さも増してくるものですよね。

ミニの数が減る中、ミニ1000の数もだんだん減少しています。現在ミニ1000に乗っている方はぜひそのまま末永く乗り続けてあげて下さい。

これからミニ1000に出会う方もその出会いを大切に末永く乗り続けてあげてください。

ミニは一生の友達です。

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ゆーすけ(守屋祐輔)

ゆーすけ(守屋祐輔)

ミニ1000(89年式MTキャブ)が愛車の複業家。東京でサラリーマンをやりつつ、いつの日か愛車を東京に連れてくるのが夢。愛車の詳しい紹介はこちら。ブログムクッといこうとオリジナルサイン作成サービスのご署名ネットを運営中。ここをクリックしてブログ村ランキングの応援をお願いします。

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