ローバーミニのハンドルは重たい?重ステ対策を紹介します

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ローバーミニへの乗り換えを検討していると、必ずと言っていいほど出てくる話題があります。ハンドルが重い、いわゆる重ステという問題です。

実際に初めてミニを運転した方から、思っていたよりずっと重かったという声をよく聞きます。試乗してみたものの、その重さに少し不安を感じてしまった方もいるかもしれません。

でも安心してください。重ステには理由があり、対策もあります。ではなぜそんなに重くなるのか、どうすれば改善できるのかをこの記事でじっくり解説していきます。

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なぜローバーミニのハンドルは重いのか

ミニのハンドルが重い理由は、大きく分けて3つあります。

まず最大の理由がパワーステアリング非搭載です。パワステとは、エンジンやモーターの力を借りてハンドル操作を補助する仕組みです。現代の車にはほぼ標準装備されていますが、ミニには一度も搭載されることがありませんでした。

パワステの技術自体は1800年代後半から存在していましたが、当時は非常に高価なシステムでした。ミニが誕生した1959年頃から一般車への普及が始まったものの、大衆車として低コストで販売されていたミニには採用されず、2000年の製造終了まで標準装備にはなりませんでした。コスト優先の設計思想がそのまま最後まで貫かれたわけです。

次の理由がFF(前輪駆動)という駆動方式です。ミニはフロントにエンジンがあり、前輪で動力を伝えながら操舵も行います。エンジンや駆動系の重量が前輪に集中するため、どうしてもハンドルが重くなります。エアコンやAT(オートマ)が搭載されている個体は装備品の重量がさらに加わるため、重ステをより強く感じやすいです。

そして3つ目が現代のタイヤの特性です。最近のタイヤは性能が向上した分、路面へのグリップ力が高くなっています。グリップ力が上がるのは安全面では良いことですが、その分ハンドルを切るときの抵抗も増えます。特に低速でのUターンや駐車時に重さを感じやすい原因のひとつです。ミニが現役だった頃のタイヤと比べると、この差は意外と大きいのです。

パワステなし・FF駆動・高グリップタイヤ、この3つが組み合わさってミニのハンドルは重くなっています。これはすべて設計上の特性であり、ミニに乗る以上はある程度向き合っていく必要があります。

実際どのくらい重いのか

現代の国産コンパクトカーと比べると、明らかに違いがわかります。特に感じやすいのは低速での取り回しです。駐車場での切り返しや、狭い道でのUターンは腕にしっかり力が要ります。初めて乗ったとき、こんなに重いとは思わなかったという感想はミニあるあるのひとつです。

一方、ある程度速度が乗ってくると重さがずいぶん緩和されます。ミニ独特のゴーカートフィーリングと言われる軽快なハンドリングは、ある意味この重ステあってこその感覚でもあります。路面のインフォメーションがダイレクトに伝わってくるあの感覚は、電動パワステが当たり前の現代の車ではなかなか味わえないものです。

参考:ローバーミニのゴーカートフィーリングとは?

女性や腕力に自信のない方は最初こそ戸惑いますが、乗り続けるうちに慣れて自然と操れるようになる方がほとんどです。過度に心配しすぎなくて大丈夫です。参考:女子でもローバーミニは運転できます

重ステ対策を3つ紹介

とはいえ、できることなら少しでも楽に運転したいですよね。費用や手間の少ない順に3つの対策を紹介します。

対策1:タイヤの空気圧・アライメントを整える

最も手軽で費用のかからない方法です。タイヤの空気圧が下がると路面との接地面積が増え、ハンドルが重くなります。指定空気圧を守るだけでもずいぶん変わるので、まずは月に一度チェックする習慣をつけましょう。ガソリンスタンドでも無料で確認してもらえることが多いので、給油のついでに頼んでみるのがおすすめです。

またホイールアライメント(タイヤの角度・向き)がずれていると、重ステが増す原因になります。専門店で点検・調整してもらうとハンドルの重さが改善されるだけでなく、タイヤの偏摩耗防止にもなります。費用も比較的抑えられるので、まずここから試すのがおすすめです。

ちなみに、ミニのタイヤは10インチという小径が多いです。小径タイヤは路面との接地面が狭く、アライメントのズレにも影響を受けやすいので、こまめなメンテナンスが重要になってきます。

対策2:パワーステアリングを後付けする

重ステを根本的に解決したいなら、パワーステアリングの後付けという選択肢があります。国産車用のパワステを流用してミニに取り付ける方法などがあり、施工後は驚くほどハンドルが軽くなったというオーナーの声も多く聞かれます。一度体験してしまうと、元には戻れないという方も少なくありません。

確実な効果が期待できる反面、費用が気になるところです。取り付け費用は15万〜20万円前後が相場と言われており、決して安い出費ではありません。毎日の通勤やロングドライブでミニを使う方、または体力的に重ステがつらいと感じている方には十分検討の価値があります。

参考:清水草一

取り付けはミニ専門店や実績のあるショップに依頼するのがおすすめです。パワステ後付けの経験が豊富な店を選ぶと安心ですし、車体への負担も最小限に抑えられます。

対策3:ドライビンググローブを使う

一番お手軽な方法がドライビンググローブを使うことです。素手でハンドルを握るより、グローブのグリップ力を活かすことで少ない力でハンドルを操作できるようになります。

レーサーがグローブをはめる理由のひとつもここにあって、グリップ力が上がることで力のロスが減り、軽い感覚でハンドルが回せるようになるのです。これは体験してみると驚く方も多いです。試しに1〜2週間使ってみると、素手に戻れなくなるかもしれません。グローブひとつで運転がこんなに楽になるとは、と思う方も多いです。

素材は本革や合成皮革、半指タイプや全指タイプなど種類は様々です。まず手頃なものから試してみて自分に合ったものを探してみましょう。通気性の良いものを選ぶと夏場も快適に使えます。

重ステと上手に付き合っていくために

重ステはデメリットであることは確かです。でも見方を変えると、ハンドルから路面の状態がダイレクトに伝わってくる感覚は、電動パワステが当たり前になった現代の車ではなかなか味わえないものです。車と会話しているような感覚、と表現するオーナーも多いです。

ミニオーナーの多くが、最初こそ重ステに戸惑いながらも、乗り込むうちにそれが楽しさのひとつになっていると言います。対策をとりながら少しずつ慣れていく、それがミニとの付き合い方として自然なスタイルかもしれません。

完璧に快適な車ではないけれど、それを超えた何かがある。それがローバーミニという車の本質だと思います。

対策をひとつずつ試しながら、自分に合ったスタイルを見つけていってください。重ステが解消されるだけで、ミニの運転がさらに楽しくなるはずです。

ミニのいい所・悪い所をもっと知りたい方はこちらもどうぞ:ローバーミニのいい所・悪い所

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ゆーすけ(守屋祐輔)

ゆーすけ(守屋祐輔)

ミニ1000(89年式MTキャブ)が愛車の複業家。東京でサラリーマンをやりつつ、いつの日か愛車を東京に連れてくるのが夢。愛車の詳しい紹介はこちら。ブログムクッといこうとオリジナルサイン作成サービスのご署名ネットを運営中。ここをクリックしてブログ村ランキングの応援をお願いします。

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