ミニはその小ささゆえに軽自動車だと思われがちですが立派な普通車です。
とはいうものの見た目は確かに軽自動車より小さく設計されているため心配になるのは収納力について。
実はミニは見た目に反して収納スペースがたくさんあるのが特徴なのですが、今回はそんなミニの収納についてご紹介したいと思います。
ミニはもとから収納力を求めて作られている
「今までにない画期的な車を作ること」。
ミニの設計者アレック・イシゴニスはそんな使命を受けてミニを設計しました。
たっぷりの収納スペースにも当然目が向けられていて、収納力アップのための工夫が施されました。
ここで紹介するスペースを有効活用することで見た目からは想像できないほどたくさんの荷物を収納することができるようになるでしょう。
トランクルーム
まず思いつく場所はトランクルーム。
プリッとかわいいミニのお尻部分を開けるとこれまたかわいいトランクルームが現れます。
ここに物を収納できますね。
左側にガソリンタンクがあるので最大限のスペースを使うことができないのが残念ポイント。
黒いシートを外すとスペアタイヤが出てきますが、スペアタイヤのくぼみに工具やブースターケーブルを忍ばせておくのも◎。
トランクを開けて折りたたみテーブルを組み合わせ、キャンプのテーブルやおしゃれな販売スペースとして使うこともあるようです(トランクテーブル、トランクボードといいます)。
後部座席
もし自分1人しか乗らないのであれば、後部座席そのものが収納スペースに早変わりします。
ミニのもともとのコンセプトは大人4人が楽に乗れる車。つまり後部座席をフル活用すればそれなりに荷物を積めてしまうわけです。
ミニのレトロな雰囲気に合わせてこんなトランクやカゴを置くと似合いますね。
後部座席の下
意外と知らない人が多い?後部座席の下にも収納スペースがあります。
奥行き約15cm、幅約40cm、高さ約16cmのものが収納可能。残念なことに右側の床面には凸部分があるためフルサイズで使うことができません。
雨漏り対策用のタオルを入れておいたり工具類を入れておくのにちょうどいいスペースです。
後部座席の横
ミニ後部座席の両サイドにはポッカリと空間があります。
大きさは2Lペットボトルが2本ほど入るくらい。
ここを工具スペースとして利用したり、オーバーヒートした時のための緊急の水を収納するスペースとして利用してもいいですね。
助手席の足元
これも自分1人が乗る前提の話ですが、助手席の足元も優秀な収納スペースです。
ミニは後部座席こそ大人が乗れば足を曲げて乗る必要があるものの、助手席の足元はかなり広々しています。
足元だけでなく、シートの上も利用すればダンボールだって置けてしまうでしょう。
トランクの裏技
トランクに入り切らない荷物、どうしますか?
中に無理やり突っ込む?
室内に入れる?
いや、実はこんな斬新な方法がありますよ。
すごいでしょ!?
トランクを開けたまま荷物を置く。これが答えです。
でも日本の道交法ではこの状態で走ることは許可されていません。
後ろのナンバープレートが見えなくなってしまうので禁止されてるんですね。
そんな問題を解決するためにミニにはなんと可動式のナンバープレートキットが用意されています。
可動式のナンバープレートはミニが登場した頃から約10年間、つまりMk1の純正パーツとして普通に使われていた仕様です。
人気のMk1スタイルに近づけるためにナンバープレートまでこだわる人もいますが、ランプの配線が必要になるので素人では手が出せません。
それにトランクを開けたまま走行するのであれば大事な荷物は置けないし、重いものだとトランクワイヤーが切れてしまう恐れもあります。
あまり実用的ではないかもしれませんが、ミニならではの驚き収納術の1つです。
ルーフキャリア
ミニ乗りなら一度は憧れるであろうルーフキャリア。ミニの代名詞といえるかもしれません。
キャリアの種類によっては自転車を立てて搭載できるタイプもあり、使い方は無限大ですね。
あまり重い荷物を載せるとルーフが凹んでしまうという噂もあります。十分に気をつけましょう。
管理人
ルーフキャリアに自分の子どもを乗せて一緒に記念写真を撮るのが夢です(もちろん停車中に乗せますよ?)
リアキャリア
あまり見ないタイプですが、トランクの後ろ側にキャリアを取り付ける荒技もあります。
ただし、純正でこういうパーツは販売されておらず、全てオーナーの自作品です。
乗せるものの大きさによっては後方の視界が遮られてしまうほか、重すぎるものだとキャリアが外れてしまったり走行中に落下する危険もありますよね。
あくまでもドレスアップ目的ならありなのかな。
リアゲートバッグ
これもトランク絡みの収納術。
トランクの内側にリアゲートバッグを取り付けることで収納スペースを作り出すことができます。
ただし両面テープで固定しているだけなので重いものは入れられません。
メンテナンス本とか車検証とか小物中心になりそうですね。
トランク外側の収納
これまた驚きの収納術。
トランクの外側にバッグを取り付ける方法です。
昔販売されていたようですが、こんな収納ができるのはミニならではでしょうか。なんでもありですね。
これはボディカラーとの組み合わせもあるので使うにはけっこう気をつかいそうです。
それに雨対策もちゃんとやらないといけないのであまり実用的ではないのかも。
まとめ
コンパクトなミニで物理的な限界はもちろんありますが、しっかり考えれば収納スペースはたくさん確保できます。
今時の車にありがちな足を伸ばせて楽々快適〜♪とまではいかないものの、ギュッと詰め込んだ魅力と荷物で今日も快適にドライブしましょう!