ミニMk1仕様のクラシックな雰囲気にしてセンターメーターなどを取り付けたとしてもタイヤが12インチのままだとなんだか滑稽に見えてしまいます。
お金はかかりますが、余裕があればミニの10インチ化もぜひ検討してもらいたい項目です。
目次
ミニの主流は『インチダウン』
一般的な車、とくにスポーツタイプで多いドレスアップにタイヤのインチアップがあります。
これは簡単にいうとタイヤを薄くして見た目をかっこよくする改造なんですけど、ミニは時代を逆行してインチダウンが専ら有名です。
こちらにインチアップとインチダウンがわかりやすくまとめられているので参考にしてみてください。
クラシックミニの中でも新しい年代に製造されたミニは12インチタイヤが主流。
できるだけオリジナルスタイルに近づけるために10インチにインチダウンするのはメリットもデメリットも存在します。
10インチのメリット・デメリット
ミニ乗りなら一度はあこがれる10インチですが、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット:見た目がかっこいい
まず一番のメリットは見た目の問題。
ミニは低い車高で乗るのがなんといってもかっこいい!
ミニのゴーカートフィーリングを最大限に楽しむためには低い車高が欠かせない要素です。
それにミニのボテッとした車体の雰囲気にも見た目のゴツいタイヤが似合います。
メリット:ハンドルが軽くなる
10インチにするとタイヤと路面の接触面積が小さくなるのでハンドル操作が軽くなります。
パワステがなくただでさえ重いといわれるミニのハンドルなのでこれは助かります。
メリット:加速が若干よくなる
10インチにすると加速性能が上がるようですが、これは微々たるものかも。
デメリット:お金がかかる
これが一番のデメリットかも。
12インチを10インチに変更するためには10インチキット、バックプレート、ブレーキシステム、ハイローキットなど手を加える部分がたくさんあります。
要するに今まで12インチのタイヤを装着していたところに10インチを取り付けるわけなので、そのまま履き替えるだけというわけにはいかないんですね。
パーツ代や工賃はお店によってまちまちですが、15万円〜20万円くらいが相場。ミニの車検一回分かかります。
デメリット:最高速が若干落ちる
タイヤの外径が小さくなる分、最高速度が若干落ちます。
デメリット:ブレーキ性能が落ちる
ブレーキシステムが12インチから10インチ対応で小さくなり、タイヤと路面との接地面積も小さくなることからブレーキの効き具合が低下します。
国産車の感覚でブレーキを踏むと間違いなく衝突事故を引き起こすので、10インチにしたら始めはゆっくり運転してブレーキに慣れることをオススメします。
逆に10インチに乗り慣れてしまうと国産車を運転した時にブレーキが効きすぎて慣れないというデメリットも。
デメリット:タイヤの種類が限定される
10インチタイヤを販売するお店はほとんどありません。
軽自動車でさえ14インチか16インチが主流の現在、ミニ用の10インチを手に入れようとするとどうしてもミニ専門店を通すことがほとんど。
タイヤ交換のついでに簡単なメンテナンスをしてもらう意味でも専門店にお願いするのが良さそうですね。
12インチと10インチの見た目の違い
12インチと10インチのミニを並べてみると、タイヤの大きさの違い、そして全体的な見た目の雰囲気が違うことがわかります。
タイヤのゴムの厚さを比べてみると、たしかに12インチが薄く、10インチが厚くなっているのがわかるかと思います。
タイヤそのものがボッテリした見た目になってますね。
最初から12インチを見たら「まぁこんなもんか」と感じますが、10インチと比較するとやっぱりクラシック感が増してると思いませんか?
まとめ
10インチ化はミニのカスタマイズの中でもお金がかかる部類のもの。
気軽に手を出せるものではありませんが、ぜひいつかは検討したいところですね。
出費をなるべく抑える方法としては自分で全てやってしまうことが考えられますが、車の専門知識を持った人限定になってしまいます。
それならば中古でミニを購入する時に最初から10インチになっているものを狙うという方法があります。
10インチだけではなく、ミニのカスタマイズ全てに共通していえることですが、最初からある程度手を加えられたミニを購入すれば出費を最低限に抑えることが可能です。
あとは時間をかけて自分好みに仕上げていけばいいだけですからね。
ぜひ色々と検討してみてください。