ローバーミニはオーナー自らが基本的にメンテナンスや保守・管理を行う車です。
専門店に預けてしまうという手もありますが、大好きなミニならやっぱり自分で最低限のお手入れはしたいと感じるのがオーナーではないでしょうか。
数あるミニのメンテナンス部品ですが、ミニ用であればどのようなものを使ってもいいというわけではありません。
目次
バッテリー
バッテリーは消耗品のため、不安を感じたらすぐにでも交換すべきパーツの1つ。
ミニのバッテリーはトランクの中に収納されていて、D26サイズまで収納することが可能です。
ある程度大型化することで、充電機能を向上させることはできますが、発電能力を大幅に上回るような大型化は逆効果になるため注意が必要です。
国産バッテリーを使う場合はターミナル交換が必要になります。
購入する時はプラス端子の位置確認をしておきましょう。
エンジンオイル
ミニのエンジンオイルは季節や地域、エンジンの使用状況によって性能に大きな影響を受けるため、これさえ選んでおけば万能オイル!ベストな選択!というものはありません。
そのため、幅広い外気温度に対応できるマルチグレードのオイルを季節に合わせた粘度で選択するのが正解という声もあります。
100%化学合成油の方が鉱物油よりも適しているとも言われるため、各種の規格とミニの使用環境を考慮し、その都度選択するのがいいでしょう。
ファンベルト
ファンベルトをはじめとするエンジンルーム内のベルト類は、各モデル・年式等によって色々なタイプや長さがあります。
例えば同じミニでも1,000ccなのか1,300ccなのかでパーツは異なります。
ファンベルトは断面形状、幅、長さが合えば汎用品での代用は可能ですが、交換するならばベルトにプリントされている部品番号と同じものを調達すれば確実でしょう。
汚れで読めなくなる可能性も考え、状態のキレイなうちに品番を確認しておくことをおすすめします。
タイヤとホイール
ミニのホイールには3サイズ(10、12、13インチ)のリム径があります。
交換を考える場合は、リム径だけに限らずリム幅やオフセット値も考慮する必要があります。
ミニに適合するタイヤサイズは現在のところ次の表にあるサイズ意外は存在しないとされているため、必然的にこの中から選ぶ意外手段はありません。
タイヤとホイール交換は高度な専門知識が必要とされるので、詳しくは専門店に相談するといいですね。
スパークプラグ
ミニのスパークプラグを選ぶ時は、サイズが適合するのはもちろんですが、熱価が重要な要素になります。
プラグには正常に火花を飛ばすための最適な温度域が設定されていて、その温度を保つために熱を逃がす必要があります。
その熱を逃がす度合いを熱価といい、これはエンジンのタイプによって決まります。
これらの熱価を示す表記は書くプラグメーカーによって様々ですが、ミニ用標準適合品番は次の表のとおり。
白金プラグやイリジウム等の高性能プラグを使う場合も、この表をもとに品番を見つけて下さい。
ランプ類
ミニのランプ類は汎用電球が使用可能なので、入手に困ることはありません。
バルブによって消費電力(ワット数)の表記が英国のものと異なることがありますが、形状が同じで、近似値のもの(12V用)を選べば特に問題になることもないでしょう。
参考までに、ミニ最終モデルの使用バルブ一覧表は次の通りです。
まとめ
ミニの年式や仕様によってフィットするパーツが決まっているため、お手入れする前に自分のミニについてよく知り、適合するパーツを選ぶようにしましょう。
一度交換したパーツは自分なりの一覧表にまとめておくと、次に交換する時にあれこれパーツの品番に迷うことがなくなるのでオススメです。