ローバーミニの生命線ともいえるオイル。
ミニショップで情報収集をしたり書籍を読んでいると、至る所でオイルの重要性が語られていることに気付くと思います。
ローバーミニのエンジンオイルはとにかく早め早めの交換が強く推奨されていますが、これを怠ると致命的なダメージに繋がることもあります。
そこで今回はローバーミニのオイルについてイチから勉強し直し、快適なミニライフを送る第一歩として知識を習得していきましょう!
目次
ローバーミニのオイルは潤滑の役割
ローバーミニにとってオイルというのは、その心臓部ともいえるエンジンやトランスミッションを円滑に作動させるために必要不可欠なものです。
簡単にいうと、エンジンはガソリンの爆発を回転運動に変えて動力を生み出すわけですが、各パーツは多種多様な運動によって構成されています。
それらの金属パーツはこすれ合ったり、叩きあったり、摩擦し合いながら力を伝達しているんですね。
この摩擦が結構なくせもので、各パーツのなめらかな運動を妨げてしまうわけです。
エンジンオイルはこの摩擦を極力小さく抑えるための潤滑機能の役割を果たすというわけなんですね。
疲労するローバーミニのオイル
オイルはエンジン内部の可動部にくまなく供給されて各部を潤滑しますが、一回入れてしまえばそれでお終い!というわけではありません。
エンジンの中はオイルにとって相当過酷な状況なんです。日々オイルは劣化してしまいます。
まず高温のエンジン内部でオイルは熱され、かき混ぜられ、パーツの削りカスのスラッジも混ざり、どんどんオイルは疲労していきます。
オイルが疲労すると本来の潤滑機能が果たされなくなり、金属同士の摩擦や混入した鉄粉によってエンジンパーツがダメージを受けてしまいます。
これに気付いてからエンジンオイルを交換しても時既に遅し。
ダメージを受けてしまったエンジンは修理をしない限り元に戻ることはありません。
最悪エンジンのオーバーホールという大掛かりで大きな出費を伴う修理につながってしまうこともあります。
ローバーミニのオイル交換おすすめの時期やタイミング
そんな最悪の事態を避けるためには定期的なオイルのチェックと交換がおすすめです。
推奨されるおすすめのオイル交換のタイミングは5,000km毎、もしくは時期に直して6ヶ月です。
もっとミニを大切に乗りたいなら3,000km毎、もしくは3ヶ月を目安にオイル交換がおすすめ。
オイル交換はミニ専門店に持っていってもいいし、その都度かかるお金をセーブしたいのであれば自宅でオイル交換にチャレンジしてみるのもいいですね。
道具さえあれば素人でもオイル交換は可能なので、一度チャレンジしてみるのもおすすめです。
ローバーミニのエンジンオイル
ミニが他の車と大きく違うのが、エンジン、トランスミッション、デファレンシャルと各部品に使われているオイルが、ひとつのオイルでまかなわれていることにあります。
さらにいうとオートマチックのトルクコンバーターまで一緒のオイルを使っています。
一見すると合理的に聞こえるかもしれませんが、オイルのコンディションを考えるとこれ以上ない最大のミニの弱点といえます。
至る所で同じオイルが使われているということは、オイルは絶えず加熱され続け、潤滑し続け、酷使されます。
こんな過酷な状況で使われるオイルは他の車にはありません。
そのためローバーミニに使うオイルは、温度の違いによる変質が少なく、汚れにくく、ミッションのギアにも優しいオイルであることが推奨されます。
ギアも一緒だからといってミッションオイルや添加剤を入れるはダメで、逆にエンジンオイル用の添加剤を入れてもギアに悪影響が出るのでおすすめできません。
ローバーミニでおすすめのエンジンオイル
ローバーミニに合うオイルの条件は、低温から高温まで広い範囲で性能を発揮するマルチグレードタイプ。
例えばシェブロンのこちらのオイルは多くのミニ乗りが使っていますね。
Amazonを利用すると一気にまとめて送ってくれるので、緊急時のことを考えて、予備として車に1本常備しておくと安心ですね。
ローバーミニのオイル交換におすすめなツール
自分でオイル交換をする時には色々なパーツが必要です。
初期投資は必要ですが、長く大切にミニに乗ることを考えると自分でオイル交換をしてみるといいですね。
ここで紹介するようなツールがあればチャレンジできます。
特に、廃油処理に使う処理箱はちょっと大きめのものを買うのがおすすめです。
でないと古いオイルを受ける時に溢れてしまい辺り一体を汚してしまう可能性があるので・・・。
ローバーミニのオイル交換は早めに!
ローバーミニは錆や雨漏り、オイル漏れなどなど、本当に細かいメンテナンスが必要です。
その中でもオイルは一番に挙げられるほどに重要なチェックポイントといえるでしょう。
こちらの「ローバーミニの始動前点検を確実にやろう」で紹介しているような始動前点検で毎回チェックするクセをつけましょう。
エンジンに大きなダメージが発生してからでは遅いのがオイルトラブル。
大切な相棒と一緒に長く過ごすためにも、オイルコンディションはいつも把握しておきましょう。