ミニに乗っているとトラブルは日常茶飯事。
何か異常を感じたら専門店に頼るのも手ですが、基本的なメンテナンスや簡単なトラブルであれば自分で直してしまうのも手です。
そんな時に必要になるのは工具。
適切な工具があれば作業効率を大幅にアップさせることも可能です。
そこで今回はぜひともミニに乗せておきたい基本の工具などを紹介します。
最小範囲の工具・道具
メンテナンスをするためには多かれ少なかれ専用工具が必要になります。
どのレベルまでメンテナンスをするかによって工具の種類は変わってきますが、無理なく、無駄なく揃えておきたいところですね。
スパナ
まずはスパナから。
スパナは3/8−7/16、1/2−9/16の2本があれば応急処置やメンテナンスレベルで対応できます。
イギリス生まれのミニではパーツの多くがインチサイズを用いて作られています。一方の日本ではお馴染みのミリやセンチが使われるため、日本式の工具ではミニ規格と若干異なることも。1/2は13mm、15/16は24mmで代用できますが、力を100%伝えるためにはやはりインチサイズで工具も揃えたいところ。
ドライバー
続いてドライバーはプラス、マイナス、ポジドライブの3種類が欲しいところ。
大きさは#2相当のものがおすすめです。
ポジドライブはイギリス車に特有のネジ規格のこと。
通常のプラスの形に加え、小さな十字が斜めに加わった星型のような形をしています。
見た目がプラスネジとそっくりなため誤ってプラスドライバーを使いたくなりますが、それをやってしまうと高い確立でネジ山をなめて潰してしまいます。
イギリス生まれのミニにもポジドライブは多く使われているため、それ専用のドライバーはぜひとも載せておきたい1本です。
ラジオペンチ
先端が細くなったラジオペンチは1本あると重宝します。
100均で買うこともできますが、耐久力に不安が残ることからホームセンターなどで買っておきましょう。
懐中電灯
小型の懐中電灯があれば何かと便利です。
管理人のミニはドアを開けても車内の明かりはつきません。
そんな中で物を落としてしまった日には為す術がなくなってしまいます。
他にも暗いエンジンルームの奥を覗くためにも使えるので車に乗せておきましょう。
針金、ガムテープ
パーツの落下時に仮止めに使える針金は便利です。
特にマフラーが落ちてしまった時には重宝します。
ガムテープも耐久性が不安な箇所を補強する時でも使えますね。
水1,000cc
冷却水のトラブル時にクーラントの代用として使える水です。
冷却水はLLCと呼ばれる専用の溶液と水を混ぜて使います。
しかし冷却水トラブルで漏れが見つかった場合、応急措置として1回〜2回くらいであれば水の補充だけで乗り切れるケースもあります。
それ以上水を足してしまうとLLCが薄くなりすぎてしまい、本来の冷却性能を発揮することができなくなってしまうため注意が必要!
予備のエンジンオイル1本
普段から使っているエンジンオイル1本を乗せておくと万が一の場合にも対応できます。
ブースターケーブル
バッテリー上がりの時に使えるブースターケーブルです。
ケーブルは正しい順番で正しい場所に取り付けないとショートしてしまう危険があるため、使い慣れてなければ取り扱い説明書も必ず携帯しておきましょう。
コンディションに合わせたパーツ
日頃から使っているパーツがあればそれも一緒に乗せておきましょう。
工具があっても予備パーツがないとどうにも手が施せない場合もありますよね。
ファンベルト、アクセルワイヤー、ラジエーターキャップ、プラグ、プラグコードなどなど。
小銭・専門店の連絡先
工具やパーツとは異なりますが、緊急時の小銭といつも利用しているミニ専門店の電話番号のメモを用意しておきましょう。
エンジントラブルの時にスマートフォンの電源も切れて何も出来ないことも予想されます。
メンテナンス本
道具はあってもやり方がわからない時もあります。
基本的なメンテナンス本1冊を載せておけば緊急対応が可能です。
工具・パーツ入れ
ここで紹介したような工具・パーツはひとまとめにして後部座席やトランクに常備しておきたいですね。
そんな時は工具ボックスに入れて保管しておきましょう。
メンテナンスのレベルに合わせた準備を
何でもかんでも応急手当できるようにするためには、想定される全ての不具合に対してありとあらゆる工具やパーツを乗せておく必要があり、あまり現実的とは言えません。
どの程度まで自分一人で対応するのか、対応できるのかを事前にしっかり確認しておき、それに応じたパーツを厳選しておきましょう。