ローバーミニは小さい車だけど、果たして軽自動車なのか、普通車なのか。
結論からいえば、ローバーミニは普通車に属しています。
車体は小さくても、立派な普通車です。
目次
軽自動車よりも小さい車体
ローバーミニは小さい車体が特徴で、軽自動車と見間違えても無理はありません。
ミニと軽自動車(ミラジーノ)を横に並べると、ミニは軽自動車よりも小さいことが一目瞭然です。
左がローバーミニ(普通車)。右がミラジーノ(軽自動車)。
ほらね、普通車のミニのほうが、軽自動車よりも一回り小さいことがわかりますね。
ローバーミニは、全長3.05m、全幅1.41m、全高1.35mというサイズで、軽自動車に比べるとやや大きめです。
ミニよりも小さい車体の普通車といえば、例えば『スマート(2人乗り)』がありますね。
普通車の税金がかかります
普通車なので、自動車にかかる税金は当然のことながら普通車仕様です。
車体が小さいからサービスしてくれよ、と言いたくなる気持ちはわかりますが、そこは仕方ありません。
エンジンも普通車仕様
エンジンの大きさや出力にも差があります。
軽自動車は排気量660cc以下のエンジンを搭載するのが一般的ですが、ローバーミニは1000cc以上のエンジンを搭載しています。
そのため、軽自動車よりも出力が高く、スピード感あるドライブを楽しむことができます。
軽自動車専用の駐車場に停められません
駐車場には『軽自動車専用』のスペースがありますが、当然そこに駐車することはできません。
車体でみたら軽自動車よりも小さいローバーミニなので、物理的に考えれば駐車することはできます。
ただし、係員がいるような駐車場だと、高い確率で「そこは軽自動車専用の場所です」といって移動させられることでしょう。
仲のいい係員であれば、見逃してくれるかもしれませんね。
高速道路も普通車料金
高速道路を走行すれば、ローバーミニは普通車の料金を取られます。
ETCではなく料金手渡しにすれば、ひょっとするとローバーミニに小さい車体を見て軽自動車と見間違え、約2割安い軽自動車料金が適用になるかもしれません。
ただし、ああいうところの係員さんは普段から車に見慣れている人が多いため、ミニが普通車ということは広く知れ渡っているかもしれませんね。
快適な走行
普通車のローバーミニには軽自動車にありがちな軽さや小回りの良さがあり、狭い路地をかっ飛ばすようなドライブも可能です(あくまでも制限速度内でお願いします)。
ゴーカートフィーリングと呼ばれるミニ独特の操作性は有名で、一般的な普通車はおろか、軽自動車でも体験できない特別な感覚といえるでしょう。
小さい車の問題点
ミニがここまで小さいと、色々と問題になることもあります。
- 駐車場で自分のミニを見つけられない
- 隣にバスやトラックがいると、圧迫感がすごい
- 背の高い荷物が入らない
- 安全面で不安が残る
1つ目の「駐車場で見つけられない」ですが、これはミニあるあるでしょう。
たしかこの辺りに停めたはずなんだけど・・・とキョロキョロしていると、車の影に隠れているミニをやっと発見することなんて日常茶飯事です。
2つ目の圧迫感ですが、これは運転しているとよく感じます。
相手から自分のミニは見えてるかな?と一瞬不安になるんですよね。
3つ目の荷物問題ですが、これは物理的な問題のため、どうしても車内に入らない大きめの荷物は諦めるしかありません。
実はミニの車内は思った以上に収納スペースが多く、工夫次第でたくさん荷物が乗るんですよ。
4つ目の安全面ですが、これは軽自動車との比較というより、ミニの構造上の問題といえます。
現代の車は様々な安全装備を搭載し、構造も頑丈になっています。
一方のミニは基本構造が60年も昔から変わっておらず、多くの車種ではエアバッグは非搭載、下手をすると軽自動車よりも安全面では劣るかもしれません。
軽自動車よりも小さいミニ
これだけ小さい車体のミニだからこそ、持ち前の可愛さがよけいに引き立つのかもしれません。
これがもし、アメ車みたいなゴツい見た目をしていたら、ミニはここまで人気の車に成長しなかったかもしれませんね。